産業廃棄物は昨今では,その種別により中間処理と最終処理に分別され,さらにその処理方法も様々に異なりますが,いずれの処理でもリサイクルプラントを建設したり,廃棄物を埋め立てたりすることに変わりはありません.したがって産業廃棄物処理業を兼業する砕石場は,砕石丁場にこれらのプラントを建設し,或いは廃棄物を埋め立てることになります。
このことが搬入される廃棄物量の増えるにしたがって本業の原石採取の障害にならないか,大変懸念されます.また,産業廃棄物処理業は他業種に比べて法による規制や地域住民の眼が特に厳しく,法と地域住民双方の厳しい監視の眼が本業の原石採取にもある種の影響を与える可能性があります.
他方,近い将来の情報化社会における砕骨材業は,原石採取から砕骨材生産~在庫管理~出荷に至るまでの一連の生産・管理工程を,すべてコンピュ-タ制御による集中管理に移行することが求められています。